昨今話題となっている物価上昇。モノやサービスの価値が上昇するなか、日銀も利上げを発表しています。
景気としては上昇傾向になるのかと期待ができる一方で、ローン金利の上昇によってお金を借りている個人や企業にとっては支払金額が増えてしまうという状況にもなってしまいますね。
物価高は今後も続くと予測されていますが、私たちの老後にはどうなっているかはわかりません。老後のメイン収入となる年金額にも影響してくることは間違いないでしょう。
そこで今回は、現在のシニア世代の年金受給額を資料をもとに確認していきます。
月額15万円以上の年金を受け取っている人はどれくらいいるのかについても詳しく見ていきます。
年金の見込額が少ない人の老後対策について考えていきましょう。
1. 日本の公的年金制度「国民年金・厚生年金」
現役世代の方はあまり年金を意識する機会がないかもしれません。
日本の公的年金制度は、「国民年金」と「厚生年金」による2階建て構造をしています。
2階部分の厚生年金に加入する方は、自動的に1階部分の国民年金にも加入していることになります。
国民年金のみに加入する方は、月額15万円以上の年金を受け取ることはほとんど無いと考えておいた方が良いでしょう。
参考までに、2025年度の年金額をご紹介します。