3. 新しい資産家たちの出現 ”いつの間にか富裕層” ”スーパーパワーファミリー”とは

同調査の前回調査時レポートによると、富裕層が増えている背景の一つとして、相続や贈与があげられていました。

そして今回調査では新たに、従来の資産家だけでなく、自らの収入や資産運用によって富裕層に到達した「いつの間にか富裕層」や「スーパーパワーファミリー」の存在がクローズアップされました。

3.1 「いつの間にか富裕層」「スーパーパワーファミリー」

「いつの間にか富裕層」の中心となるのは、株式投資などを通じて運用資産が1億円を超えた40代後半から50代の会社員層。

金融リテラシーは高いが、富裕層向けの金融商品や高度な資産管理については十分な知識を持っていないケースがあることも指摘されています。

また都市部に住む世帯年収3000万円以上の共働き世帯を「スーパーパワーファミリー」と名付け、40歳前後から資産が急増する傾向があり、50歳前後で富裕層に到達する可能性が高いとされています。

では、世帯年収によって資産運用への取り組みには違いがあるのでしょうか。次でとある調査結果をのぞいてみましょう。