2. 4つの県の「市の数」を比較すると…
政府統計の総合窓口「市区町村数を調べる」によると、日本で一番「市の数」が少ない都道府県は、鳥取県です。
鳥取県は19の市町村で構成されており、市は鳥取市、米子市、倉吉市、境港市の4市となっています。鳥取県の次に市の数が少ないのは、島根県、徳島県、香川県の8市でした。
市の数が少ない都道府県の順位を見てみると、上位には人口が少ない県が多くランクイン。鳥取県は47都道府県の中で最も人口が少なく、島根県は二番目、徳島県は四番目に人口が少ない県です。
ちなみに、日本で一番市の数が多いのは埼玉県の40。鳥取県と埼玉県では、市の数に10倍もの差があるのです。
3. 鳥取県の県内総生産は名目1兆9263億円
ここからは日本で一番「市の数」が少ない鳥取県について紹介します。
鳥取県は中国地方の北東部に位置し、兵庫県、島根県、岡山県、広島県と隣接しています。地形は東西約120km、南北約20~50kmと東西にやや細長い形で、県面積は3507.03平方キロメートル。
2024年1月1日時点の人口は54万207人となっており、県の人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- 鳥取市 18万1203人
- 米子市 14万5163人
- 倉吉市 4万4212人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目1兆9263億円億円。一人当たりの県民所得は、250万7000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「市の数」が少ない都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年1月20日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
- クロス・マーケティング QiQUMO
- 総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」
- e-Stat「市区町村数を調べる」
- 総務省「市と町村の主な相違点」
- 国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」
- 鳥取県「令和3年度鳥取県県民経済計算」
小野田 裕太