6月3日、日本年金機構より「令和8年4月分からの年金生活者支援給付金にかかる支給金額のお知らせの送付について」が公表され、受給者に向けて支給金額(改定)通知書や振込通知書が同日より順次発送されています。

年金収入を主な生活の糧とされている方にとって、日々の暮らし向きや給付金額の改定は切実な問題です。

かつてSMBC日興証券株式会社で個人・法人のお客さまの資産運用をサポートしてきた経験からも、ご自身の生活を守るためには公的な支援制度を正しく理解し、もれなく活用することが非常に大切だと実感しています。

公的年金だけでは少し心もとないと感じる場合に、生活を支援してくれる「年金生活者支援給付金」という制度があるのをご存じでしょうか。

この記事では、どのような方が対象となり、いくら受け取れるのか、またどのような手続きが必要なのか、年金生活者支援給付金の仕組みについて詳しく解説していきます。ご自身が対象になるかを確認し、利用できる制度を上手に活用していきましょう。

中本 智恵
編集部では、厚生労働省および日本年金機構が公表する公式資料を確認し、制度内容を精査したうえで本記事を執筆・監修しています。

1. 年金生活者支援給付金の基本概要

公的年金等の収入やその他の所得額が基準額に満たない年金受給者の生活を支援するため、「年金生活者支援給付金」という制度があります。

これは一時的な給付ではなく、年金に上乗せして継続的に支給されるものです。

基礎年金の種類に応じて、以下の3種類に分類されます。

  • 老齢年金生活者支援給付金
  • 障害年金生活者支援給付金
  • 遺族年金生活者支援給付金

最初は申請が必要ですが、要件を満たす限り、2カ月に1度のペースで支給されます。