6月3日、日本年金機構より「令和8年4月分からの年金生活者支援給付金にかかる支給金額のお知らせの送付について」が公表され、受給者に向けて支給金額(改定)通知書や振込通知書が同日より順次発送されています。
年金収入を主な生活の糧とされている方にとって、日々の暮らし向きや給付金額の改定は切実な問題です。
かつてSMBC日興証券株式会社で個人・法人のお客さまの資産運用をサポートしてきた経験からも、ご自身の生活を守るためには公的な支援制度を正しく理解し、もれなく活用することが非常に大切だと実感しています。
公的年金だけでは少し心もとないと感じる場合に、生活を支援してくれる「年金生活者支援給付金」という制度があるのをご存じでしょうか。
この記事では、どのような方が対象となり、いくら受け取れるのか、またどのような手続きが必要なのか、年金生活者支援給付金の仕組みについて詳しく解説していきます。ご自身が対象になるかを確認し、利用できる制度を上手に活用していきましょう。
編集部では、厚生労働省および日本年金機構が公表する公式資料を確認し、制度内容を精査したうえで本記事を執筆・監修しています。
1. 年金生活者支援給付金の基本概要
公的年金等の収入やその他の所得額が基準額に満たない年金受給者の生活を支援するため、「年金生活者支援給付金」という制度があります。
これは一時的な給付ではなく、年金に上乗せして継続的に支給されるものです。
基礎年金の種類に応じて、以下の3種類に分類されます。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
最初は申請が必要ですが、要件を満たす限り、2カ月に1度のペースで支給されます。
著者
ファイナンシャルアドバイザー。京都教育大学卒業後、SMBC日興証券株式会社に入社。個人・法人の資産運用コンサルティング業務に従事。「株式・投資信託・債券」などを中心とした資産運用や、保険商品を活用した相続対策など、お金に関するトータルサポートをおこなった。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員資格)、AFP(Affiliated Financial Planner)保有。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事した。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2025年8月25日更新)