3. いくら貯めたい?みんなの「貯蓄の目標額」

最後に、同資料からみんなの「貯蓄の目標額」を見ていきましょう。

3.1 年代別の金融資産目標残高:平均値・中央値

  • 20歳代:1880万円・1000万円
  • 30歳代:2908万円・1000万円
  • 40歳代:3174万円・2000万円
  • 50歳代:2891万円・2000万円
  • 60歳代:3602万円・2000万円
  • 70歳代:2995万円・2000万円


中央値が1000万円を超えており、意識が高いことがわかります。一方で、実際の貯蓄中央値が上記に届いていないことから、思うように貯蓄が進んでいない世帯も少ないないでしょう。

年代や、ライフステージによって貯め時は変わるため、どうしても貯蓄できない時期はやってきます。その分、多めの蓄えがあると安心ですね。

なんとなく「貯蓄しよう」と思うだけでなく、「いつまでに何の資金をいくら貯める」「ライフステージごと・預貯金への振り分け割合」なども決めてしまえば、貯蓄のモチベーションは保ちやすくなります。

4. まとめにかえて

今回確認したデータはあくまでも平均値であるため、実際の貯蓄事情は世帯人数や生活費、収入、居住地などによって異なることが一般的です。

紹介したデータ以外にも、年収ごとや地域別、就業者数別などさまざまなデータが紹介されているので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

大事なのは、まずはデータをきっかけとして興味をもち、「自分のケース」の目標につなげていくことです。

参考資料

太田 彩子