2. 【年代別】みんなは手取り収入からどれほど預貯金へ振り分ける?

収入を得たとき、支出した結果の余りを貯めるという「残し貯め」よりも、あらかじめ貯蓄に回した結果を支出の予算とする「先取り貯蓄」の方が、貯蓄効果が高いと言われています。

手取り収入からどれほど預貯金へ振り分けているのか、同調査から見ていきましょう(※金融資産保有世帯のうち金融資産に振り分けた世帯)。

年間手取り収入からの預貯金への振り分け割合

年間手取り収入からの預貯金への振り分け割合

出所:J-FREC 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査[二人世帯調査](2024年)」をもとにLIMO編集部作成

2.1 【20~70歳代】預貯金への振り分け割合の平均値

  • 20歳代:14%
  • 30歳代:14%
  • 40歳代:13%
  • 50歳代:12%
  • 60歳代:13%
  • 70歳代:14%
     

40歳代~60歳代は他の年代よりも若干少なくなっています。ライフステージによっては支出がかさみ、貯蓄に回すゆとりがない時期もあるといえます。

なお、預貯金への振り分け割合が「0%」と答えた割合は次のとおりです。

  • 20歳代:5.2%
  • 30歳代:12.5%
  • 40歳代:11.8%
  • 50歳代:11.1%
  • 60歳代:11.7%
  • 70歳代:10.2%
     

30歳代以降の約1割は、預貯金への振り分けができていない様子がわかります。