1.2 【20~70歳代】貯蓄額の中央値
- 20歳代:84万円
- 30歳代:180万円
- 40歳代:250万円
- 50歳代:250万円
- 60歳代:650万円
- 70歳代:800万円
年代があがるほどに金額は増加するものの、平均値ほどではありません。
子どもの学費がピークに差し掛かる人も多い40歳代~50歳代で、250万円となっています。
平均値は一部の大きな値に引っ張られやすい傾向にあるため、中央値(データの数値を小さい順に並べたとき、ちょうど真ん中にくる値)のほうが実態がつかみやすいかもしれません。
試しに、60歳代を抜粋して「貯蓄額ごとの世帯割合」を見ていきましょう。
1.3 【60歳代・二人以上世帯】貯蓄額ごとの世帯割合一覧
- 金融資産非保有:20.5%
- 100万円未満:6.5%
- 100~200万円未満: 5.3%
- 200~300万円未満: 3.7%
- 300~400万円未満:3.1%
- 400~500万円未満:3.1%
- 500~700万円未満:6.3%
- 700~1000万円未満:5.3%
- 1000~1500万円未満:8.9%
- 1500~2000万円未満:5.8%
- 2000~3000万円未満:8.0%
-
3000万円以上:20.0%
60歳代の貯蓄額平均は2033万円でしたが、「貯蓄3000万円以上」は20.0%、「貯蓄ゼロ」は20.5%など、平均ではわからない実態がつかめます。
貯蓄額の差として、60歳代は退職金や相続資金の有無も大きいです。しかし、貯蓄をしてきた方にとっては「努力したから当然だ」と思う方もいるでしょう。
コツコツ貯蓄を進めている方は、あらかじめ「手取り収入からの貯蓄額」を決め、先取り貯蓄ができる人が多いです。
次章では、「手取り収入からの貯蓄割合」について、年代別に見ていきましょう。