3. 平均年収が高い職種とは?
年収は職種や業種、年齢などによっても異なります。
今回は職種に視点をあてて、転職サービスdoda「年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」より職種別の平均年収を高い順にみていきましょう(2024年12月16日公表)。
※対象者:2023年9月~2024年8月末までの期間dodaサービスに登録した20~65歳の男女。有効回答数は約60万件。
3.1 職種別の平均年収
- 専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) 611万円
- 企画/管理系 566万円
- 金融系専門職 474万円
- 営業系 469万円
- 技術系(電気/電子/機械) 468万円
- 技術系(IT/通信) 462万円
- 技術系(建築/土木) 443万円
- 技術系(メディカル/科学/食品) 407万円
- クリエイティブ系 392万円
- 事務/アシスタント系 350万円
- 販売/サービス系 339万円
上記を見ると「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」が最も高く600万円を超え、次に「企画/管理系」、「企画/管理系」などと続きました。
小分類でみると、たとえば「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」の中でも「弁護士838万円」「戦略/経営コンサルタント751万円」「弁理士/特許技術者669万円」など、職種によって平均年収は異なります。
どの職種や業種を選ぶかで平均的な年収には違いがみられるため、就職や転職時にきちんと業界を研究することが大切でしょう。
4. 長い目で見てキャリアプランの検討を
職種別にみて平均年収に差が見られましたが、ほかにも業種や会社規模などによって平均的な年収は異なります。
どのような職種や業種を選ぶかで収入も変わってくるため、きちんと調べておきましょう。
また、現代は60歳代で働く方も増えており、昔に比べて仕事をする期間が長くなっている傾向にあります。
少子高齢化の日本においては老後不安も高まり、できるだけ働き続けたいと考える方もいるでしょう。
たとえば70歳まで働くとすると、30歳では40年、40歳では30年仕事をすることになります。
長い目で見ながらも、キャリアプランを考えていってくださいね。
参考資料
- 国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
- 国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査結果について」
- 転職サービスdoda「年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」
宮野 茉莉子