2. 「年収1000万円以上」は男女別に何パーセントか

先ほどは平均を確認しましたが、ボリュームゾーンはいくらになるでしょうか。

より詳しくみるためにも、同資料より給与階級別に割合を確認しましょう。

日本の給与所得者の給与階級別割合

日本の給与所得者の給与階級別割合

出所:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」

男性で多いのは「400万円超 500万円以下」17.5%、「300万円超 400万円以下」14.9%、「500万円超 600万円以下」14.0%などとなっており、300~600万円以下で46.4%となっています。

うらやましいと言われることの多い年収1000万円ですが、男性で達成しているのは8.6%でした。男性の給与所得者のおよそ10人に1人ほどでしょう。

女性の場合は「100万円超 200万円以下」20.5%、「200万円超 300万円以下」19.6%、「300万円超 400万円以下」18.1%などが多く、100~400万円以下で58.2%となっています。

女性の場合は育児などで働き方をセーブする方もおり、男性に比べて年収が低い傾向にあると考えられます。

なお、女性で年収1000万円を超えているのは1.4%でした。