6. Q6. iDeCoをやってみて良かったこと、難しかったことは?

ー iDeCoで運用してみて良かったことはありますか?

イデコをやってよかったというのは、結果論ですが資産が増えているということ。

また、毎年の年末調整で所得控除があり、節税ができていることでしょうか。

あまり、やってよくなかったということはないですね。

ー では、iDeCoで難しかったことはありますか?

実際に投資信託を選ぶ際に、そもそもの品揃えが多すぎて(かつ魅力的でない商品も多いし、商品の入れ替えがほぼないので本当にいい商品なのか迷います)選び難いというのが難点ですね。

私が使っている金融機関のネットの画面もあっさりしたもので、他の方はどのように投資商品を決めているのか疑問に思います。

金融機関ごとに品ぞろえも違うようですから、運用機関が偏っておらず、インデックスファンドが十分にあり、アクティブファンドも気の利いている商品が入っている金融機関がいいですね。

7. 取材を終えて

今回は、2024年の年末時点でiDeCoの運用資産が1400万円に達した40代会社員のRさんにお話を伺いました。

もともとiDeCoにはあまり関心がなかったものの、制度を再検討したことで本格的に運用を開始し、ここまで資産を増やすことができたという点は非常に興味深いものです。また、Rさんが選んだ投資商品や運用方針からは、長期投資におけるベテラン投資家の考え方が垣間見えました。

iDeCoで1400万円という資産を築いた経験は、これからiDeCoを始めようと考えている方や、すでに運用している方にとって、非常に参考になるかもしれません。しかし、これはあくまでRさんのリスク許容度や他の投資とのバランスを考えた上での決断です。

資産形成において重要なのは、自分に合った方法を見つけること。リスク許容度や将来の目標に応じた運用を考え、無理のない形で資産を育てていくことが大切です。この機会に、ご自身の投資スタイルを改めて見直してみてはいかがでしょうか。