2024年は新NISAが大きな話題となり、多くの人が資産形成を始めるきっかけとなりました。そして2025年は、同じく非課税制度を活用できるiDeCoに関心を持ち、検討し始める人が増えているようです。

しかし、新NISAとは異なり、iDeCoには加入条件や拠出金の上限、受け取り時の制約などがあり、「仕組みが複雑でよくわからない」「自分に合っているのか不安」と感じる人も少なくありません。

果たして、iDeCoをうまく活用して資産形成を行うことはできるのでしょうか?

今回は、iDeCoでの資産形成に踏み出せない人や、うまく活用しきれないとお悩みの人のために、iDeCoを活用して資産形成を続け、1400万円まで到達したRさん(40代・会社員)にお話をうかがいました。

こちらがRさんの資産状況です。

【写真全5枚】Rさん(40代・男性・会社員)の資産状況、後半ではiDeCoの仕組みを図解

iDeco資産状況の画像

出所:LIMO編集部

iDeCoでの運用イメージとして、今回のインタビューをぜひ参考にしてください。

1. Q1. iDeCoをはじめたきっかけは?

ー iDeCoをはじめたきっかけは何だったのでしょうか

以前勤務していた金融機関には企業DCの制度があったのですが、その後、転職した会社では企業DCの制度がなく、仕方なくiDeCoに切り替えました。

したがって、先の拠出金累計額は企業DCからの分と、その後にiDeCoでの拠出分が含まれています。