2. 「国家公務員の退職金」平均で2000万円を超えるって本当?

内閣官房が2024年12月25日に公開した調査結果によると、国家公務員の退職金は平均で1000万円前後です。

ただし、定年退職に限定すると、平均は2000万円を超えます。

退職理由別退職手当受給者数及び退職手当平均支給額

退職理由別退職手当受給者数及び退職手当平均支給額

出所:内閣官房内閣人事局「退職手当の支給状況」

2.1 常勤職員の平均支給額

  • 定年:2147万3000円
  • 応募認定:2492万7000円
  • 自己都合:303万9000円
  • その他:224万6000円
  • 計:910万9000円

2.2 うち、行政職俸給表(一)適用者の平均支給額

  • 定年:2122万1000円
  • 応募認定:2249万円
  • 自己都合:316万6000円
  • その他:213万4000円
  • 計:1020万2000円
     

上記のとおり、退職事由によって大きく変わることがわかります。

平均額はしばしば大きな金額に引っ張られる傾向があるため、一部の高額受給者が平均を押し上げているのでは?と考える方もいるでしょう。

そこで次章では、退職金ごとの人数を見ることで、ボリュームゾーンに迫ります。