今年は巳年。相場格言では、2025年の「巳(へび)年」は「辰巳天井」とされ、天井とは高値を付けることを意味しています。

昨年の日経平均株価は格言通りの動きを見せており、今年も相場上昇を期待する方が多いでしょう。

一方、相場とともに上がってきているのが物価です。

米やガソリン、日々の生活必需品も毎月高騰してきているように感じる方も少なくないですよね。物価の高騰に対して、収入や貯蓄がない方は生活が厳しくなってくるのが現状です。

そのような状況で救いとなるのが、公的助成です。特に住民税非課税世帯に対しては、現金給付が行われる年が続いています。今回も3万円の支給が決定しましたが、具体的な支給スタートはいつ頃になるのでしょうか。

今回は住民税非課税世帯について紐解いていくのと同時に、公的助成についても一緒に確認していきたいと思います。

1. 【低所得者(住民税非課税世帯)への3万円給付】いつ開始?

岸田総理は、2024年6月21日の記者会見において【低所得者や年金世帯へ追加の給付】を表明していました。

その後の選挙でスケジュールがずれ込んだものの、11月22日の閣議決定により、住民税非課税世帯への3万円給付(対象となる子ども1人あたり2万円の上乗せ)が決まりました。すでに補正予算も成立しています。

ここで気になるのは、「いつ支給されるの?」ということでしょう。年末年始は何かと物入りですし、年金生活者にとっては次回の年金支給日である2月14日まで収入がありません。

心待ちにする方が多いと思いますが、実際の支給スケジュールは自治体や世帯によって異なるのが現状です。

いくつかの自治体例を確認しましょう。