国民健康保険料は年々引き上げとなり、家計への負担がますます重くなりそうですね。
国民健康保険料は所得によって金額が決まるため、「自分はどのくらい影響を受けるの?」と気になる方も多いはず。
この記事では、所得ごとの保険料の違いや、国民健康保険のしくみをわかりやすく解説します。
これからの家計管理に役立つ情報をお届けするので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 「国民健康保険料」の上限が2024年度から引き上げに…。
社会保障審議会医療保険部会の資料によると、2024年度の案として保険料上限が2万円引き上げられることが提案されました。
ただしこれは、すべての加入者の保険料が一律で2万円増加するわけではありません。
国民健康保険料は加入者の所得に基づいて決まりますが、一定の所得額に達すると保険料に「上限」が設定され、それ以上の負担は発生しない仕組みです。
限度額を超えている世帯の割合は1.4%程度であり、この層に対して上限の引き上げが検討されています。
厚生労働省の資料では、「中間所得層の被保険者に配慮した負担調整」や「引き上げによる中間所得層の負担伸び率の抑制」について繰り返し説明されています。