「日当たりの悪い庭だけど、一年中花が咲く庭にしたい」「でも、お手入れは最小限で済ませたい」このように考えている方におすすめなのが、日陰で毎年花を咲かせてくれる多年草です。
春・夏・秋・冬それぞれの季節に花が咲く多年草を植えておけば、植えっぱなしで一年中花が楽しめるシェードガーデンを作れますよ。
この記事では、季節ごとに日当たりの悪い場所で毎年花が咲く多年草を8つ、参考価格とともにご紹介します。日陰に適した育てやすい植物が多いので、初心者さんやお忙しい方もお庭に植えてみてくださいね。
1. この記事でご紹介する「日陰で毎年花咲く多年草」8選
【画像1枚目/全10枚】2枚目以降では日陰で毎年咲く多年草を8つご紹介します1/10
Amalia Gruber/shutterstock.com
- アジュガ[常緑]
- イカリソウ[落葉(品種によっては常緑)]
- アスチルベ[落葉]
- シュウカイドウ[落葉]
- シュウメイギク[半落葉]
- ホトトギス[落葉]
- ツワブキ[常緑]
- クリスマスローズ[常緑]
記事の最後では「日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い」についても、わかりやすくお伝えします。
2. 日陰で毎年〈春〉に花が咲く!植えっぱなしOKの多年草2選
2.1 アジュガ[常緑]
穂状に咲く小花がかわいらしい「アジュガ」2/10
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アジュガは春から初夏にかけて、紫やピンクの小花を穂状に咲かせます。葉色は濃緑や濃紫色、白い斑が入ったものなど品種によってさまざま。寒さに強い常緑の葉が、花のない季節でも日陰の庭を彩ってくれますよ。
這うように成長するので、グランドカバーにおすすめです。乾燥に弱いため、地面が乾燥したら水やりをしてください。広がりすぎてしまったら、適宜切り戻しながら育てましょう。
※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)
2.2 イカリソウ[落葉(品種によっては常緑)]
ユニークな花が目を引く「イカリソウ」3/10
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春に船の錨(いかり)に似たユニークな形の花を咲かせるイカリソウ。花が終わったあとも、ハート形のかわいらしい葉を楽しめます。
品種によって花色や大きさが異なりますが、どれも野趣あふれる繊細な花が魅力で、ナチュラルガーデンや和モダンのお庭におすすめです。繊細な見た目ですが、丈夫で育てやすい多年草です。
※参考価格:500円~5000円前後(3号ポット苗)。かなり高額で販売されている品種もあります。
3. 日陰で毎年〈夏〉に花が咲く!植えっぱなしOKの多年草2選
3.1 アスチルベ[落葉]
梅雨時期から咲くふわふわの花が素敵な「アスチルベ」4/10
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アスチルベは梅雨時から夏にかけて、ふわふわの花を咲かせます。花色はピンク、白、赤など。暗くなりがちな梅雨のシェードガーデンを優しく彩ってくれるお花です。
草丈の高い品種が多いため、花壇の背景におすすめ。開花前と花後に固形肥料を適量撒いておくと、花つきがよくなります。
※参考価格:700円~1000円前後(3号ポット苗)
3.2 シュウカイドウ[落葉]
ナチュラルでかわいらしい花「シュウカイドウ」5/10
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夏から秋に、白やピンクの花を咲かせるシュウカイドウ。庭木の「カイドウ」に似た花が秋にかけて咲くことから、この名前がつけられました。
ハート形の葉もかわいらしく、ナチュラルでかわいらしい雰囲気のお庭をつくりたい方におすすめ。乾燥が苦手なので、土に腐葉土を混ぜ込んでから植えると育てやすくなります。
※参考価格:600円~1000円前後(3号ポット苗)
4. 日陰で毎年〈秋〉に花が咲く!植えっぱなしOKの多年草2選
4.1 シュウメイギク[半落葉]
楚々とした美しい花が咲く「シュウメイギク」6/10
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シュウメイギクは、秋に白やピンク色の楚々とした花を咲かせます。どんな雰囲気のお庭にも自然となじむ、柔らかい雰囲気の多年草。たくさん咲いたら、切り花にしてお部屋に飾るのも素敵です。
品種によって草丈が異なるので、植えたい場所に合わせて選べます。年々株が大きく成長するので、適宜切り戻しながら育てましょう。
※参考価格:450円~1200円(3号ポット苗)
4.2 ホトトギス[落葉]
奥ゆかしい雰囲気が魅力的な「ホトトギス」7/10
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しっとりとした日陰がよく似合うホトトギス。花びらの模様が、鳥のホトトギスの胸にある模様に似ていることが名前の由来です。定番の白地に紫模様のほか、白やピンク、黄色などさまざまな花色の品種が販売されています。
奥ゆかしい雰囲気で、ナチュラルガーデンや和モダンのお庭におすすめ。土が乾きすぎないように注意しながら育てましょう。
※参考価格:400円~2000円前後(3号ポット苗)
5. 日陰で毎年〈冬〉に花が咲く!植えっぱなしOKの多年草2選
5.1 ツワブキ[常緑]
日陰を明るく彩ってくれる花と葉「ツワブキ」8/10
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晩秋から冬にかけて白や黄色などの花を咲かせるツワブキ。ツヤツヤとした常緑の大きな葉も美しく、とくに斑入りの葉は、日陰の空間を一年中明るく彩ってくれるカラーリーフです。
和風のイメージがある植物ですが、ナチュラルガーデンにもよく合います。丈夫で育てやすいので、ほとんど手のかからない多年草です。
※参考価格:400円~1000円(3号ポット苗)
5.2 クリスマスローズ[常緑]
美しい花をうつむき加減に咲かせる「クリスマスローズ」9/10
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クリスマスローズは冬から早春にかけて、美しい花をうつむき加減に咲かせます。花が少ない冬の日陰で、毎年花を咲かせてくれる貴重な存在です。
花色や花形が無数にあり、苗との一期一会の出会いを楽しめる多年草なので、時間をかけてお気に入りの花を探してみましょう。花が咲く前と花後に、固形肥料を適量撒き、開花中はときどき花がら摘みをすると、花つきがよくなります。
※参考価格:400円~1700円前後(3号ポット苗)
6. 一年中花が咲くシェードガーデンを目指そう
植えっぱなしでも日陰で毎年花が咲く多年草を8つ、花の季節ごとにご紹介しました。植えてみたいお花はありましたか?
日陰を好む植物の多くは、直射日光や乾燥が苦手。そのため、今回ご紹介した植物たちは「日陰だからこそ楽しめる」植物です。
お庭の日当たりが悪いからと諦めず、日陰を生かした素敵なシェードガーデンを作ってみてくださいね。
7. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い10/10
出所:LIMO編集部作成
さいごに、日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違いも整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で生育する」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、「日陰」では花つきが悪くなる可能性が高いです。可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
鈴森 真樹