4. 老後対策(3)個人年金保険
個人年金保険とは、将来の年金を自ら準備する民間の保険商品です。個人年金保険では、毎月もしくは一括で支払った保険料を、満期到来後に年金として受け取ることができます。
個人年金保険の中には「定額タイプ」の保険があり、保険へ加入するときに将来受け取る年金の金額が確定します。
「NISAやiDeCoは将来いくらになるのか分からないのが不安」という場合は、今後の見通しが立てやすい定額タイプの個人年金保険を検討してみるとよいでしょう。
なお、個人年金保険へ支払った保険料は「生命保険料控除」の対象となり、年間最大4万円が所得から控除されるメリットもあります。
5. 老後対策は計画的に取り組もう
少子高齢化が進む日本では、公的年金だけに頼らない生活設計が欠かせません。
豊かな老後を送るためには、なるべく早いうちから計画的に老後資金の対策に取り組むことが大切です。
まずは、自分のライフプランを考えてみたうえで、「どれくらいの老後資金が必要になるか」ということを具体的に検討してみましょう。
参考資料
椿 慧理