1.1 今冬は追加支給あり

今冬の国家公務員のボーナスは、前年に比べて減額されています。最大の理由は、給与法改正が支給前までに間に合わなかったためです。

国家公務員のボーナス金額は「一般職の職員の給与に関する法律」「特別職の職員の給与に関する法律」によって金額の引き上げ・引き下げが決められます。

2023年は11月14日国会にて法改正が可決されましたが、2024年は自民党総裁選挙や衆議院選挙などが重なり、臨時国会の招集が遅れてしまいました。

そのため、12月12日にようやく衆議院を通過。同17日に参院本会議で可決となっています。

結果、ボーナス支給日までに国会での法改正審議が終わらず、昨年に比べて減額されたボーナスが支給されているのです。

ただし、減額分については改正法が成立したのちに差額を追加支給する予定です。追加支給後のボーナス金額の平均は、昨年に比べて7.1%増加の約72万2000円となります。

では、次章では国家公務員と民間企業のボーナス平均額を比較してみましょう。