3. 40歳代・二人以上世帯の貯蓄平均額・中央値
40歳代の二人以上世帯の貯蓄平均額と中央値は以下のとおりです。
- 金融資産非保有:26.8%
- 100万円未満:9.6%
- 100~200万円未満:8.9%
- 200~300万円未満:4.9%
- 300~400万円未満:5.7%
- 400~500万円未満:3.8%
- 500~700万円未満:7.4%
- 700~1000万円未満:5.6%
- 1000~1500万円未満:7.4%
- 1500~2000万円未満:3.5%
- 2000~3000万円未満:5.3%
- 3000万円以上:6.5%
- 平均額:889万円
- 中央値:220万円
二人以上世帯の貯蓄平均額は889万円、中央値は220万円と、ともに単身世帯より金額がアップしています。
金融資産非保有世帯も26.9%と単身世帯に比べて10%以上低くなっています。理由としては、共働きによる給与収入増加や、子どもの児童手当が貯蓄に回っていることなどが考えられるでしょう。
では、50歳代の二人以上の世帯の貯蓄額を見てみましょう。
4. 50歳代・二人以上世帯の貯蓄平均額・中央値
50歳代の二人以上世帯の貯蓄平均額と中央値は、以下のとおりです。
- 金融資産非保有:27.4%
- 100万円未満:9.1%
- 100~200万円未満:6.4%
- 200~300万円未満:3.8%
- 300~400万円未満:3.9%
- 400~500万円未満:3.8%
- 500~700万円未満:5.6%
- 700~1000万円未満:5.5%
- 1000~1500万円未満:8.9%
- 1500~2000万円未満:4.2%
- 2000~3000万円未満:5.4%
- 3000万円以上:11.2%
- 平均額:1147万円
- 中央値:300万円
50歳代の二人世帯も、40歳代に比べると貯蓄平均額、中央値ともに上昇しています。特に3000万円以上の貯蓄がある世帯が11.2%と40歳代に比べて4.7%増えており、平均値が上昇していると考えられます。
安定した上昇が見られる一方、金融資産非保有世帯が27.4%と40歳代とあまり変わらないのは気になる点です。統計から見れば、資産のある世帯とない世帯の格差が広がっているといえます。
最後に、就職氷河期世代への支援策を見てみましょう。