5. 取材を終えて
今回は、2024年の年末にiDeCoで資産が1400万円に達した40代男性のRさんにお話しを伺いました。
「初心者なら何に投資をするか」「どう行動するか」といった視点での話は、これからiDeCoを始めようと考えている人や、今始めている人にとって、魅力的に聞こえるかもしれません。
これはあくまでRさんのリスク許容度や他の投資とのバランスを考えた決断です。一人ひとりリスク許容度や他の資産とのバランスは異なります。
自分にとってどのような資産形成が良いのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。
6. ご参考
iDeCoとは、どのような制度なのか、ここで簡単にご説明します。
6.1 iDeCoとは
iDeCoとは個人型確定拠出年金のことを差します。公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に、給付を受けられる私的年金制度の一つです。
企業型確定拠出年金と異なり、加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行います。
掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができますが、60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。