3.2 ガソリン代・電気代

電気代においては、2024年の8月~10月使用分は政府による「酷暑乗り切り緊急支援」があり電気料金が抑えられていました。

2024年11月使用分からは支援策が無くなり、電気代は値上がり傾向です。しかし、2025年1月~3月使用分については、再び政府による「電気・ガス料金負担軽減支援事業」がはじまります。

とはいえ、1~3月は寒さのため電気使用量が上がる時期です。政府による支援策があるとはいえ、電気代を気にしながら過ごす方が多いのではないでしょうか。

ガソリン代においては、政府は、12月からガソリン価格の高騰を抑える補助金を段階的に減らす方針を示しました。

この変更により、レギュラーガソリンの店頭価格は1リットルあたり月約5円ずつ上がり、2024年1月には185円程度になる見込みです。

燃料油価格激変緩和対策事業による効果

燃料油価格激変緩和対策事業による効果

出所:経済産業省 資源エネルギー庁「燃料油価格激変緩和補助金」

現在の制度では、ガソリン価格が基準の168円を超えると185円までは上昇分の6割を補助し、185円を超えた部分は全額補助されています。

この補助のおかげで、現在の価格は175円程度に抑えられています。しかし、政府は12月に185円以下への補助率を半分に減らし、2024年1月にはその補助を完全に廃止する予定です。

その後、185円を超えた部分の補助も段階的に減らしていく計画です。この変更により、ガソリン価格の上昇が家計に影響を与える可能性があります。

4. 家計費を抑える工夫を

2025年は、食品や光熱費、ガソリン代の値上げが家計に大きく影響を与える年になりそうです。しかし、工夫次第で負担を軽減することは可能です。

まず、光熱費や通信費などの固定費を見直し、プラン変更や不要な契約の解約を検討しましょう。さらに、自炊やまとめ買いなどで食費を節約し、無駄を減らすアイデアも有効です。

また、少額でも今から貯蓄を始めることで、予期せぬ出費への備えができます。

例えば、家計簿アプリを活用して支出を把握し、無理のない貯蓄計画を立ててみましょう。小さな積み重ねが、将来の安心につながります。日々の工夫で、負担を減らしつつ希望を持って2025年を乗り切りましょう!

参考資料

舟本 美子