パナソニックが年初来安値更新! 日経平均株価は9日ぶり小反落

【東京株式市場】 2018年8月31日

株式市場の振り返り-日経平均株価は9連騰ならず、一時▲191円安からプラス圏に浮上

2018年8月31日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,865円(▲4円、▲0.02%) 9日ぶり反落
  • TOPIX 1,735.3(▲3.7、▲0.2%) 続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,049.1(+8.7、+0.8%) 3日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:736、値下がり銘柄数:1,253、変わらず:115
  • 値上がり業種数:9、値下がり業種数:24
  • 年初来高値更新銘柄数:36、年初来安値更新銘柄数:18

東証1部の出来高は13億302万株、売買代金は2兆4,085億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。まだ休暇中の外国人投資家が少なくないものの、前日に続き国内機関投資家を中心とした売買が活発だったと見られます。

活況な商いには程遠いものの、売買代金はかろうじて2兆4,000億円に達しました。なお、外国人投資家が本格的に戻ってくるのはレイバーデー明けの9月4日(火)からになりそうです。

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そのような中、日経平均株価は底堅い値動きを見せました。米国NY市場の下落等を受け、寄り付き後には一時▲191円安まで下落する場面が見られました。しかし、そこから下げ幅を徐々に縮小し、後場の序盤にはプラス圏へ浮上し、大引け前には一時+21円高まで切り返しています。

最後はやや失速してわずかに9連騰はならなかったものの、底堅さが目立ったと言えましょう。

なお、TOPIXも同じような値動きで続落となりました。また、下落率は日経平均株価よりやや大きくなって引けています。

東証マザーズ総合指数は3日続伸、売買代金は約1カ月半ぶりに連日で1,000億円超

東証マザーズの出来高は5,616万株、売買代金は1,072億円となり、いずれも前日より減少しました。出来高は減りましたが、売買代金は連日で1,000億円を上回るなど、個人投資家の物色意欲に回復の兆しが出ていることに変わりはないと見られます。なお、売買代金が連日で1,000億円超となるのは、7月11日以来のことでした。

また、総合指数も3日続伸となりました。今後は、このまま1,000ポイント台を維持するのか注目されましょう。

塩野義製薬が3日連続で年初来高値更新、パナソニックは年初来安値を更新

個別銘柄では、塩野義製薬(4507)が大幅高となって3日連続で年初来高値を更新し、セコム(9735)も値を上げて高値更新となりました。

また、ソフトバンクグループ(9984)も堅調に推移し、三井不動産(8801)など不動産株も堅調に推移しています。

その他では、エーザイ(4523)やテルモ(4543)などの医薬品株、TDK(6762)や京セラ(6971)など電子部品株の一角が買われたことが目を引きました。

一方、主力ハイテク株で冴えない値動きが目立ち、東京エレクトロン(8035)やシャープ(6753)が大きく値を下げ、パナソニック(6752)は年初来安値を更新しました。

また、自動車関連株にも続落が多く、いすゞ自動車(7202)、ホンダ(7267)、ヤマハ発動機(7272)、デンソー(6902)などが大幅安となっています。

その他では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や野村ホールディングス(8604)など金融株が大幅続落となり、ファナック(6954)も大幅下落となりました。

新興市場では、時価総額が最大のメルカリ(4385)が大幅上昇となり、デジタルメディアプロフェッショナル(3652)は値を飛ばして一時ストップ高まで買われました。一方、ZUU(4387)が4日ぶりに大幅反落となり、ユーザベース(3966)も反落で引けています。

葛西 裕一

参考記事

国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。