1. 介護保険料の変遷

介護保険制度は2000年から始まり、3年ごとに保険料が見直されています。保険料の全国平均はここ数年上昇し続けています。2012年から現在までの全国の平均保険料を見てみましょう。

  • 2012〜2014年:4972円
  • 2015〜2017年:5514円
  • 2018〜2020年:5869円
  • 2021〜2023年:6014円
  • 2024〜2026年:6225円

10年程度で1000円以上全国の平均保険料が上昇しています。

介護保険料は、自治体ごとに介護サービスにかかる費用や利用人数などから基準額を決定しています。

さらに、所得に応じて負担倍率を決め、段階的に保険料を設定しています。全国平均額の上昇から、介護サービスの利用者やコストが年々増えており、保険料も次第に高くなっているといえるでしょう。

介護保険料は年金生活に入っても、引き続き徴収されるお金です。天引きの条件を次章で確認しましょう。