シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は日本の代表的な製薬会社の一つ、田辺三菱製薬です。

田辺三菱製薬の平均年間給与はいくらか

田辺三菱製薬(提出会社)の2018年3月31日時点での平均年間給与は876.2万円と800万円を超えています。また、従業員の平均年齢は45.0歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は19.9年となっています。

田辺三菱製薬の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社(単体)の従業員数は2018年3月31日時点で4222名。単体で4000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

  • 医薬品:4222名

また、連結の従業員数は7187名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

  • 医薬品:7187名

過去3年の業績推移

田辺三菱製薬(連結)の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上収益ですが、過去3年はほぼ横ばいで推移しています。2016年3月期は4257億円で、2018年3月期には4338億円となっています。なお、2017年3月期より国際会計基準を採用しています。

税引前利益は微減となっています。2016年3月期は832億円であったものが、2018年3月期には787億円となりました。

親会社の所有者に帰属する当期利益も、税引き前利益同様に微減となっており、2016年3月期には593億円であったものが、2018年3月期には579億円となっています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。

LIMO編集部