【新NISAやiDeCo】これで後悔した…元銀行員が見た初心者の失敗例5選 金融商品の選び方や投資のタイミングを有資格者が解説

4. 後悔（その4）：物価上昇リスクを考えていなかった

初めての投資の場合、リスク許容度が低いことから、ローリスク中心の資産設計を組む人もいることでしょう。

総務省が発表した「2020年基準 消費者物価指数 2024年(令和6年)10月分」によると、2020年の総合指数を100とすると、9月の数値は109.5となり、前年同月比では2.3％の上昇となっています。

昨今物価上昇率は高めに推移しているため、ローリスク中心の運用では、物価上昇分を差し引くと実質的には資産価値が減少するケースも考えられます。

資産形成においては、個人のリスク許容度は重要ではありますが、物価上昇リスクを考慮して、リスク許容度を検討することも必要です。