3. 現役時のうちに「老後の家計シミュレーション」をしておこう
本記事では、20歳代〜70歳代の「二人以上世帯」と「単身世帯」それぞれの平均貯蓄額について紹介していきました。
全ての年代で貯蓄格差が顕著であり、各年代において貯蓄ゼロの世帯が2〜4割存在することがわかりました。
「老後までには貯蓄ができているだろう」と漠然と考えている方は、今一度老後の資産形成を見直すことをおすすめします。
老後の資産形成を見直す際には、まずご自身の年金見込額を「ねんきんネット」または「ねんきん定期便」で確認し、毎月どのくらい生活が赤字になるかをシミュレーションをして、老後までの目標金額を設定することが重要です。
具体的な老後までの目標金額を設定することで、より現実的な資産形成の計画を立てることができるでしょう。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」
和田 直子