2. 4つの都府県の「人口10万人以上の市町村」の数を比較すると…
総務省が公表している「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」によると、2024年1月1日時点で日本で一番「人口10万人以上の市町村」を持つ都道府県は埼玉県です。埼玉県には政令指定都市であるさいたま市をはじめ、10万人以上の市が21あります。
埼玉県の次に人口10万人以上の市町村の数が多いのは、20市を有する大阪府。次いで同率17市の東京都、千葉県、同率15市の神奈川県、愛知県という結果になりました。
アンケートで半数以上の人が選択した東京都が3位とは意外な結果ではないでしょうか。東京都は人口10万人以上の市町村の数では3位ですが、人口10万人以上の区も含めると全国1位になります。
ちなみに日本で一番人口が多い市は、神奈川県横浜市の375万2969人。横浜市には、47都道府県で人口順位10位の静岡県(360万6469人)よりも多くの人が暮らしています。
3. 埼玉県の県内総生産は名目23兆7336億円
ここからは日本で一番「人口10万人以上の市町村」を持つ埼玉県について紹介します。
埼玉県は関東平野の内部に位置する内陸県で、栃木県、群馬県、茨城県、千葉県、東京都、山梨県、長野県に隣接しています。
面積は3798.08平方キロメートルで、全国47都道府県中39位の大きさ。面積のおよそ3分の1が山地、3分の2を平地が占めており、夏は蒸し暑い日が続き、冬は北西からの季節風を感じることが多いのが特徴です。
県の人口は2024年1月1日時点で737万8639人で、県の人口TOP3の都市は以下の通りです(出所:国土地理協会「総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。
- さいたま市 134万5012人
- 川口市 60万6315人
- 川越市 35万2717人
経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目23兆7336億円。一人当たりの県民所得は304万9000円でした。
いかがでしょうか。今回は日本で一番「人口10万人以上の市町村」を持つ都道府県について紹介しました。
3.1 調査概要
- 調査日:2024年10月10日
- 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
- クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査
参考資料
小野田 裕太