2. 4つの県の「島の数」を比較すると…

「島の数が多い都道府県」ランキング

「島の数が多い都道府県」ランキング

出所:国土地理院「日本の島の数」を参考に筆者作成

国土地理院が公表している「日本の島の数」によると、日本で二番目に「島の数が多い都道府県」は、北海道です。気になる島の数は、1473島となっています。

海に囲まれた北海道には、昆布が有名な利尻島や高山植物の宝庫である礼文島、日本最大の無人島・渡島大島など、数多くの島があります。

北海道に続いて島の数が多いのは、鹿児島県の1256島。そして岩手県の861島、沖縄県の691島という順番。日本には1万4000を超える島があり、一番島の数が多い長崎県には1479もの島があります。

これまでは海上保安庁が1987年に公表した6852島が日本の島の数として広く用いられてきましたが、2023年の国土地理院による調査でその数は1万4125島へと大幅に更新されました。

ちなみに、島を有さない都道府県は全部で9つ。内陸県である栃木県、群馬県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、滋賀県、奈良県のほか、大阪湾に面する大阪府にも自然に形成された島はありません。

※このデータは法令等に基づく島のほか、地図に描画された陸地のうち自然に形成されたと判断された周囲長0.1km以上の陸地を対象に計数されています。

3. 北海道の道内総生産は名目20兆5409億円

ここからは、日本で二番目に島の数が多い北海道について紹介します。

北海道は、日本の最北端に位置し、四方を太平洋、日本海、オホーツク海に囲まれています。東西500キロメートル、南北400キロメートルもの広大な道域を有し、面積は約8万3457.06平方キロメートル。都道府県の中で最も広く、国土の約22%を占めています。

国土地理協会が公表している「2024年4月調査 市町村別 人口・世帯数(日本人住民+外国人住民)北海道」によると、北海道の人口は506万449人。人口TOP3の市は以下の通りです。

  • 札幌市 195万3592人
  • 旭川市 31万8088人
  • 函館市 23万8213人

経済面を見てみると、2021年度の道内総生産は名目20兆5409億円。一人当たりの道民所得は281万1000円でした。ちなみに、北海道最大の都市である札幌市の市内総生産(2021年度)は、名目7兆4661億円。一人当たりの市民所得は 280万円となっています。

いかがでしょうか。今回は日本で二番目に「島の数が多い」都道府県について紹介しました。

3.1 調査概要

  • 調査日:2024年11月19日
  • 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
  • クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査

参考資料

小野田 裕太