2. 4つの府県の「平均標高」を比較すると…

都道府県別平均標高(低い順)ランキング

都道府県別平均標高(低い順)ランキング

出所:国土地理院「都道府県別平均標高」「都道府県の最高地点」を参考に筆者作成

国土地理院が公表している「都道府県別平均標高」によると、日本で二番目に平均標高が低いのは沖縄県です。気になる平均標高は、82メートルとなっています。

沖縄県には約160もの島がありますが、山があるのは沖縄本島など比較的大きな島のみです。森林面積は全国5位の小ささで、沖縄県の最高峰である於茂登岳の標高は526メートル。千葉県の愛宕山(408メートル)に次ぐ最高標高の低さとなっています。

そんな沖縄県に続いて平均標高が低いのは、茨城県の100メートル。そして長崎県の132メートル、アンケートで40%の人が選択した大阪府は5番目で143メートルでした。

ちなみに、平均標高が一番高い都道府県は長野県の1132メートル。長野県と沖縄県では平均標高に約14倍もの差があります。

3. 沖縄県の県内総生産は名目4兆7014億円

ここからは、日本で二番目に平均標高が低い沖縄県について紹介します。

日本列島の最南西端に位置する沖縄県は、22万8215ヘクタールと全国で4番目の小ささですが、東西約1000キロメートル、南北約400キロメートルにおよぶ広い県域を有しています。その中には約160の島々があり、有人島は沖縄本島、宮古島、石垣島、西表島をはじめとする48島となっています。

公益財団法人国土地理協会「2024年4月調査 市町村別 人口・世帯数(日本人住民+外国人住民)」によると、沖縄県の人口は147万8152人で、人口の多い市は以下の通りとなっています。

  • 那覇市  31万3463人
  • 沖縄市  14万1886人
  • うるま市 12万6454人
  • 浦添市  11万4825人
  • 宜野湾市 10万9人

そんな沖縄県は、亜熱帯海洋性気候にあり、年平均気温は23.3度と1年を通じて温暖な環境に、イリオモテヤマネコやノグチゲラなどの貴重な野生動植物が生息・生育しています。

経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は名目4兆3739億円。県民所得は3兆3154億円で、一人当たり県民所得は225万8000円でした。

いかがでしょうか。今回は日本で二番目に「平均標高が低い都道府県」について紹介しました。

3.1 調査概要

  • 調査日:2024年11月19日
  • 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)
  • クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査

参考資料

小野田 裕太