物価高により家計が圧迫されている世帯が多くいる一方で、日本では富裕層が増え続けています。
富裕層と聞くと、ビジネスで成功したり、相続や贈与を受けたりしたことで富を築いたイメージがあるかもしれません。
しかし、なかには資産運用で富裕層の仲間入りをした方や、コツコツ運用することでさらにお金持ちになった方もいらっしゃいます。
そこで今回は、元証券会社勤務の社員で、富裕層向けの資産運用アドバイザーであった筆者の経験をもとに、資産運用における「お金持ちの特徴」を3つご紹介します。
1. 元証券会社社員が見た、富裕層に共通する3つの特徴「資産運用編」
ここからは、元証券会社社員の筆者が見てきた、資産運用における「富裕層の共通点」をまとめてみます。
1.1 【特徴1】数多くある情報の中から、正しい情報を探し確認する
今の世の中には、数多くの情報があふれています。インターネットの普及により、さまざまな情報にアクセスできるようになったからです。
そのため、疑問点があれば「スマホで検索して調べる」という方も多いのではないでしょうか。
お金持ちの方も同様に、わからないことは自ら調べて情報収集を行うケースが多いです。
しかし、数ある情報を闇雲に受け入れるのではなく、「正しい情報」を探すことからはじめます。
具体的には、公的機関の調査結果や、公的機関などのデータを元にした正しい情報を確認し、信ぴょう性の低い噂や情報に惑わされないようにしています。
お金持ちの方は、たくさんのお金を用いて資産運用を行うケースも多く、大切な資産を運用するからこそ、正しい情報を元に判断したいと思っている方が多かったです。
1.2 【特徴2】わからないことや、難しいことは専門家に意見を聞く
資産運用を行うとき、「人気があるから」「勧められたから」という理由で、金融商品の特徴をよく理解していないまま決断していませんか。
お金持ちの方は、資産運用に対してシビアに向き合います。
疑問点があれば、放置することなく自ら調べ、それでも理解できなかったり、問題を解消できないときには専門家に意見を聞きます。
そして、疑問点を全てクリアにして納得できた場合に、資産運用に着手するのです。
お金を大切に思っているからこそ、慎重にじっくりと投資先を吟味します。