4. 将来に向けたお金の準備を始めよう
今回は、年金生活者支援給付金や低所得者層に対する給付について確認していきました。
いずれも生活に困窮している世帯への救済としての意味合いが強くなっていますが、一時的な施策だけで根本的な解決にはつながらないでしょう。
いざ老後を迎えてからの対策では、「時すでに遅し」ということにもなりかねません。現役世代から老後を見据えた準備が重要だといえます。
日々の生活費の見直しやダブルワークなどで根本的に収支改善に取り組むのも一つの手段でしょう。
老後対策を進めるにあたり、今のまま老後を迎えた場合にどうなるのかをシミュレーションし、現状把握も含めた確認が必要となります。
その上で自分が何をすべきなのかを把握し、今から老後に向けて準備していくことが大切です。
国からの給付はいつまで続くかわかりません。
自分の将来は自分で守る必要があるということを念頭に置き、今できることから始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 厚生労働省「令和5年国民生活基礎調査」
- 厚生労働省「平成27年度簡素な給付措置(臨時福祉給付金)」
- 厚生労働省「高齢者向け給付金のお知らせ」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
荻野 樹