4. 給与所得者で「年収1000万円超」の人は何%いる？
最後に、給与階級別の分布を見てみましょう。
男女全体では、年間給与が「300万円超400万円以下」の層が最も多く、全体の16.3％を占めており、次に多いのは「400万円超500万円以下」の層で、全体の15.4％を占めています。
2023年の平均給与は460万円ですが、実際には平均以下の給与の人が最も多い状況であり、上図を見ても、2019年以降、この傾向は変わっていません。
なお、男女別では、男性は「400万円超500万円以下」の層が最多で17.5％、女性は「200万円超300万円以下」の層が最多で19.6％を占めています。
また、年収が1000万円を超える人は全体の5.5％で、男性が8.6％、女性が1.4％となっています。
5. まとめにかえて
「正規・非正規」や「男性・女性」の給与格差は広がる結果に
出所：Hanasaki/shutterstock.com
本記事では、2023年の平均年収について詳しく解説していきました。
ご自身の年収と比べてみていかがだったでしょうか。もし、賃上げ以外で自身の年収をあげたいとなると、副業や転職、資産運用などを取り入れるのも1つの方法です。
ただ、新しい事を始めるには正しい情報集めがとても大切です。その中で自分の生活スタイルやリスク許容度に合った方法を見つけ、取り入れていけるとよいですね。
自分の生活をより豊かにするために、無理のない範囲で出来ることから始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
青木 怜美
