【最新の年金額】「厚生年金と国民年金の一覧表」で見る、60歳代・70歳代・80歳代の平均月額はどのくらい？老齢年金受給世帯の約6割が年金だけで生活できない 老齢年金受給世帯の「年金額・生活費」＆「貯蓄額」はいくらなのか、わかりやすく解説

2.2 国民年金の平均月額はいくら？

上記の厚生年金・国民年金の平均受給額をもとに、夫婦2人分の年金収入を計算してみましょう。

• 夫（厚生年金）＋妻（厚生年金）の場合：月額27万3806円
• 夫（厚生年金）＋妻（国民年金）の場合：月額22万2383円
• 夫（国民年金）＋妻（厚生年金）の場合：月額16万7165円
• 夫（国民年金）＋妻（国民年金）の場合：月額11万5742円

夫婦ともに厚生年金に加入し、平均的な年金を受給している場合、2人合わせて月額約27万円の収入が見込めます。  

ただし、年金からは税金や社会保険料が差し引かれるため、実際の手取り額は額面の80～95％程度になると考えられます（年金額によっては税金が非課税となったり、社会保険料が普通徴収になるケースもあります）。 

老後の収入が多いほど安心かと思われがちですが、実際には「収入の多さ」よりも「支出とのバランス」が重要になります。  

では、シニア世代の1カ月あたりの生活費はどの程度なのでしょうか。