4. 国民健康保険料は支払いが免除されないって本当?

国民年金保険料は、前年の所得を基準として決まります。そのため現在の所得が0円の場合でも、支払いは免除になりません。ただし、災害などやむを得ない事情によって支払えない場合などは、減免制度を受けられることもあります。

未納になると督促料や延滞金が加算されるため、まずはお住まいの自治体の窓口に相談しましょう。

また、均等割額・平等割額の軽減や未就学児の均等割額の軽減などが漏れなく適用されるよう、自営業者の人などは、確定申告や住民税申告を正しく行っておきましょう。

5. まとめにかえて

今回は国民保険料の実態について解説していきました。国民保険料の上限引き上げが行われましたが、それにより影響を受けるのは、ごく一部の高所得者層であることもわかりました。

少子高齢化により医療にかかるお金が増えていることや、社会保険の財源の確保に国は難色を示していることが想定されます。今後もさらに国民健康保険料や年金の負担は上がっていく可能性も考えられるかもしれません。

またさらに最近では、食料やエネルギーなど物価の高騰により家計にとって負担を感じている人も多いかと思います。

そんな状況だからこそ、将来のためにできる資金準備を自助努力をしていくことが必要不可欠です。

まずは家計を見直して無駄な出費を抑えることや、万一があった際の保障が充分か、保険の見直しを検討することも良いでしょう。

また、今や低金利時代で銀行に置いておいても利息がつかない時代ですので、お金に働いてもらう資産運用を活用するのが有効な選択肢となりえます。

将来安心した暮らしを実現するために、今のうちからできる対策を始めてみてはいかがでしょうか。