4. 「人生100年時代」働き盛りの世代が「いまから」やっておきたいこととは?

自分に合った資産運用の方法を選択することが大切

自分に合った資産運用の方法を選択することが大切

出所:takasuu//istockphoto.com

今回は、年金受給世帯の「リアルな生活事情」について確認していきました。

老後受け取れる「年金受給額」は人によって異なります。

まずはご自身の年金受給額を知るために、ねんきん定期便を確認してみてはいかがでしょうか。

「人生100年時代」と言われる現在で老後資金を準備するためには、家計の状況に合わせて資産運用を取り入れ、お金に働いてもらうという選択肢を検討することも大切です。

ただし、資産運用により利益が期待できる一方で、価格変動リスクが伴うことを理解しておきましょう。

新NISA制度を活用すると、運用益に対してかかる20.315%の税金が非課税になるので、将来受け取れる資金が税金分多くなるメリットが得られます。

資産運用は、時間を味方につけることが重要です。

人生100年時代をポジティブに捉えられるように、老後資金を早めに準備していきましょう。

5. 【ご参考】年金に関する疑問や不安を解消!よくある質問を解説

年金に関する疑問や不安を解消!よくある質問を解説

年金に関する疑問

出所:厚生労働省、日本年金機構などの各種資料をもとにLIMO編集部作成

日本の公的年金制度は複雑で、多くの人がさまざまな疑問を抱えていることでしょう。ここでは、年金に関するよくある質問を取り上げ、その解答を解説します。

5.1 年金の主な種類と仕組みは?

日本の公的年金は「国民年金」と「厚生年金」の2階建て構造になっています。

国民年金は日本国内に住む20歳以上60歳未満の全ての人が加入する基礎年金で、厚生年金は会社員や公務員が加入するものです。
国民年金は一定の保険料を納付し、将来の年金額が決まるのに対し、厚生年金は収入に応じた保険料を支払うため、将来の受給額にも差が出ます。