NISA口座を活用した投資で得た利益は、基本的に確定申告が不要です。
ただし、非課税投資枠を超えて投資している場合や、旧NISA制度の非課税保有枠で運用中だったものが非課税保有期間終了により課税口座に移した場合など、確定申告が必要なケースもあります。
本記事では、NISAで確定申告が不要なケース・必要なケース、注意点を解説します。また、給与所得者は年末調整の時期ですが、NISAに関して申告すべきものがあるのかも確認しておきましょう。
1. 【NISA】投資で得た利益は「確定申告」が必要?
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)を活用して投資を行い、利益を得た場合、基本的に確定申告は必要ありません。
確定申告とは、1年間(1月1日から12月31日まで)に生じた所得の金額とそれに対する所得税等の額を計算して確定させる手続きです。
NISAの投資で得た運用益は非課税となるため、基本的には確定申告は不要、となるのです。
ただし、NISAの投資でも確定申告が必要となるケースがあります。次章でNISAで年末調整や確定申告が必要となるケースについて確認していきましょう。