「老後の生活資金として2000万円が必要」という印象を、強く持たれている人も多いと思います。それと同時に、2000万円という高額な数字に不安を覚える方も多いのではないでしょうか。

2000万円という金額は、統計結果による試算に基づいたものですが、全ての人に該当するわけではありません。実際に、老後を迎える60歳代の貯蓄額において、2000万円に達していない世帯も多く存在しています。

貯蓄額が2000万円に達していなくても、いくつかのポイントを抑えることで充実した老後生活を送ることが可能です。

2024年時点で65歳以上となる人口は3625万人となっています。日本の高齢化が進む中で、老後の生活設計を検討することはとても重要です。

【写真全4枚/1枚目】65歳以上となる人口。2枚目は60歳代世帯の貯蓄額ごとの割合を棒グラフで紹介

65歳以上となる人口

出所:総務省「統計からみた我が国の高齢者」

今回は、老後に2000万円が必要と言われる理由と実際の60歳代の貯蓄額を見た上で、2000万円の貯蓄がなくても安心して過ごせるポイントを3つ紹介します。

ぜひ参考にしてください。