6. FPからのアドバイス

本記事では、年金生活者支援給付金と公的年金(厚生年金・国民年金)の受給額について確認しました。

現役世代の人たちはこうした制度や現状の年金暮らしを参考にしながら、自分に置き換えて老後の生活をイメージしていきましょう。

第1ステップとして「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で自分の年金受給額を確認してみてください。これをもとに、年金収入だけで生活できそうかを試算してみましょう。

老齢年金だけでは生活できないようなら、その不足分を準備する必要があります。

その手段は様々です。

手堅く預貯金をしていくのも一つの方法ですが、冒頭でご説明した物価の上昇には注意が必要です。

物価の上昇に負けないように、資産運用を取り入れながら、できれば「年2%」以上のペースで自分の資産を増やしていくことを目標に取り組んでみましょう。

参考資料

荻野 樹