3. 富裕層に学ぶ「本当に買うべきもの」とは
ここまで、富裕層がどのカテゴリーにお金を使っているかを見てきましたが、具体的にどんな高額なものを購入しているのか気になりますよね。
ラグジュアリーカードのデータをもとに、富裕層が直近1年間でどんな高額な買い物をしたのかを探ってみましょう。
3.1 調査概要
- 調査名 :「ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査」
- 調査期間:2024年2月21日〜2月26日
- 調査方法:インターネット調査
- 対象者 :ラグジュアリーカード会員のうち世帯年収2000万円以上の方
- 調査人数:342名
調査結果によると、富裕層が直近1年で最も高額な買い物は「不動産」で、その金額は15億円に達しました。
次に高額なのは、一棟マンション(7億円)やマンション(6億円)で、不動産が主な購入対象となっています。
さらに、以下のような購入品が上位に並んでいます。
- 自家用車(23.7%)
- 時計(14%)
- 不動産(5%)
富裕層は自家用車や高級時計にも多くのお金を使っています。
これらのアイテムにはリセールバリュー(再販価値)があるため、資産としての価値を重視していることがわかります。
このように、富裕層は自由に使えるお金が多いからといって、適当に使っているわけではありません。むしろ、資産価値を考慮した賢いお金の使い方をしているのです。
富裕層は資産管理のスキルが非常に高いことがわかりますが、私たちも彼らのように賢く資産を管理するためには、いくつかの工夫が必要です。
次章では、富裕層の意外な消費行動と節約ポイントを紹介します。