3. 積立投資を始めるときに重要な視点
ここまで、利回りごとの最終的な受け取り金額をシミュレーションしていきました。利回りが大きいほど最終的な受け取り金額も当然に高額となりますが、投資において利回りを正確に予測することは不可能です。
しかし、積立投資において、できる限りリスクを避けて利回りを大きくするために重要な考え方があります。積立投資を始める際のポイントを紹介していきます。
3.1 インデックスファンドに投資する
インデックスファンドとは、市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託のことです。
世間の物価上昇や下降と連動した値動きをするため、安定的で流れが読みやすい銘柄です。
価値が急上昇や急降下することが比較的少ないため、個別株などほかの金融商品に比べれば、相対的にリスクを回避できる可能性が高くなります。
3.2 分散投資する
1つの国や、1つの銘柄に集中して投資をすると、その国の景気や銘柄が何らかの原因で暴落した際に投資利益に大きな打撃を受けることになります。一方で、投資先の国や業種などを分散させることで、1つが急落してもその他でカバーをすることが可能です。
投資信託で積立をする場合は、投資信託自体が様々な銘柄を掛け合わせたものとなっておりますので、それだけである程度の分散要素を満たすことになります。