2.2 メリット2:労働時間の制限がなくなる
扶養内で働いている人は、給与が増えすぎないように勤務時間を制限する人も多いでしょう。
また、勤務時間が制限されることによって、責任のある仕事に就けずキャリアアップのチャンスを逃しているかもしれません。
扶養内にこだわらなければ、次の通り仕事の可能性が大きく開ける可能性もあります。
- 収入が大幅にアップする
- 重要な仕事を任される、昇進・昇格する
- 仕事を通じて自己実現する、能力を発揮する
少子高齢化による人手不足が深刻化する中、女性の積極的な労働参加も求められています。
3. まとめ
厚生年金の適用拡大により、2024年10月から従業員数51人以上の企業に勤める短時間労働者にも厚生年金の加入義務が生じます。
社会保険料負担が発生し、勤務時間が変わらなければ手取り収入は減少するでしょう。
しかし、厚生年金加入により将来の年金額は増えるなどのメリットもあります。
老後対策として、また自分の可能性を広げるために扶養の範囲を大幅に超えて仕事をすることも検討してみましょう。
参考資料
西岡 秀泰