年金は老後の生活をするうえでとても重要な柱になります。年金がなくては老後の生活の基盤が揺らいでしまうという人も多いでしょう。
しかし、厚生労働省の調査によると、老後の生活をスタートしている世帯の約6割が年金だけの収入では生活ができないというのです。これから老後を迎える世代にとっては見過ごせない問題です。
老後を安心したものにするには、いかに準備できるかで大きく変わります。
そこで本記事では、60歳代・70歳代・80歳代の厚生年金と国民年金の平均月額について見ていきます。
次回の年金支給日は12月13日。2ヶ月に1度しか支給されないということで、この分をお年玉の原資に充てるシニアも多いでしょう。今まさに年金生活を送っている年代を参考に、これからの老後生活について考えてみましょう。
1. 「国民年金と厚生年金」の違いは?仕組みと特徴をおさらい
日本の公的年金は、「国民年金」と「厚生年金」の2種類から成り立っており、これらは2階建て構造となっています。
1階部分が「国民年金」、2階部分が「厚生年金」ですが、それぞれどんな人が加入できるのか、受給額はいくらかなどを確認していきましょう。