3. 夫婦の1回あたりの年金「約67万円・約59万円」のケースも…差があるのはなぜ?
一回に受け取る年金額が「約59万円」の夫婦や「約67万円」の夫婦もいます。
どうしてこんなに貰える年金額に差があるのでしょうか。ここまで読んでいただいた方の中には、お気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
まず、夫婦で年金を「約59万円」受け取るのはどういった場合なのかを考えます。これは先ほどのモデルケースにおいて、「夫が報酬43万9000円+妻が報酬30万円」にあてはまり、月額では29万4977円となります。
年金が2ヶ月分一度に支給されることを知らない場合、驚く金額かもしれません。とはいえ、厚生労働省の試算結果はあくまでも夫婦の合計額なので、実際には「夫の口座」「妻の口座」別々で振り込まれます。
さらに月額にするとその半額になることを踏まえると、決して十分な金額とは言い切れないかもしれません。
一方、「約67万円」受け取る場合は月額に直すと33万4721円となります。これは、「夫の月収が54万9000円+妻の月収が37万4000円」の共働き夫婦のケースを指しています。
共働き夫婦の場合には、老後に二人分の厚生年金を受け取ることになるため、その分金額が増えるという訳です。
著者
ファイナンシャルアドバイザー/一種外務員資格(証券外務員一種)
一種外務員資格(証券外務員一種)、3級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP3級)を保有。日本大学国際関係学部卒業後、東洋証券株式会社に入社。国内外株式、債券、投資信託、保険商品の販売を通じ、主に個人顧客向けの資産運用コンサルティング業務に従事。特に中国株式、投資信託の提案を得意とし、豊富な金融知識を活かした顧客ニーズに沿う提案が強み。現在は個人向けに資産運用のサポート業務を行う。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月12日更新)
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてパートとしてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。京都府出身、滋賀県在住。(2026年6月26日更新)