3. 業種別で平均給与に差はある?

国税庁の「民間給与実態統計調査」から、平均給与を業種ごとに確かめてみましょう。

  • 建設業:548万円
  • 製造業:533万円
  • 卸売・小売業:387万円
  • 宿泊業・飲食サービス業:264万円
  • 金融業・保険業:652万円
  • 不動産業・物品賃貸業:469万円
  • 運輸業:郵便業:473万円
  • 電気・ガス・熱供給・水道業:775万円
  • 情報通信業:649万円
  • 学術研究、専門・技術サービス業・教育、学習支援業:551万円
  • 医療・福祉:404万円
  • 複合サービス業:535万円
  • サービス業:378万円
  • 農林水産・鉱業:333万円

最も高い業種は電気・ガス・熱供給・水道業の775万円でした。金融業・保険業の652万円が次いで高く、情報通信業が649万円で続きます。

一方、宿泊業・飲食サービス業は264万円とほかの業種に比べて一段と低くなっています。農林水産・鉱業が333万円、サービス業が378万円で続いており、身近な業種ほど平均給与が低めとなっています。

平均給与は業種ごとに大きな差があります。より高い年収を求めて転職をしていく現代の流れは、理に適ったものだといえるでしょう。

では、年収アップのために私たちができることについて、次章で解説します。