10月からは最低賃金が随時改定されていきます。引上げ率は徳島県の9.4%が最大となっており、そのほかの地域でも4〜6%程度上昇しています。

また、9月末には国税庁が「民間給与実態統計調査」を公表しました。この調査では日本の平均給与が公表されており、賃金の動向を把握する貴重なデータとなっています。

果たして、最新の日本の平均給与はいくらなのでしょうか。また、年齢・業種・雇用形態でどのような違いがあるのでしょうか。この記事では、日本の最新年収事情について、年齢・業種・雇用形態別に解説します。

1. 【日本人の最新年収事情】日本の平均給与は460万円に!

国税庁が9月末に公表した「民間給与実態統計調査」によると、日本の平均給与は460万円でした。前年の458万円から2万円増えており、割合に換算すると0.2%増えています。

【写真全4枚/1枚目】日本の平均給与と対前年伸び率。2枚目は正規雇用と非正規雇用の平均給与を紹介

日本の平均給与と対前年伸び率

出所:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」

平均給与は2020年から4年連続で上昇しています。しかし、令和5年分に関しては伸び率が0.4%と前年に比べて2.3%低く、一昨年・昨年に続く2%以上の上昇とはなりませんでした。

では、正規雇用と非正規雇用とで、平均給与を見比べてみましょう。