2. 65歳以上の単身世帯の生活費
おひとりさまの老後となった場合、生活費はいくらかかるのか、公的年金で足りるのか気になるところです。そこで、総務省の「家計調査」から、65歳以上の単身世帯の1か月の家計収支をみてみましょう。
収入の合計は12万6905円、そのうち年金にあたる社会保障給付が11万8230円となっています。
支出をみてみると、生活費にあたる消費支出が14万5430円、税金や社会保険料などの非消費支出が1万2243円となり、支出の合計は15万7673円となります。
収入の合計から支出の合計をひくと、毎月3万768円不足することがわかります。年間にすると約37万円の不足となります。
なお、このデータの持ち家率は86.6%と高くなっているため、平均値では住居費が少なくなります。老後、賃貸住まいの場合は、家賃を想定して住居費を多めに見積もっておく必要があるでしょう。