2. 抵抗線を抜け上値を狙う展開へ

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。足元では、ローソク足の実体が25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線という主要な移動平均線を回復しており、さらなる上昇が期待されるところでした。週初7日には窓をあけて上昇して寄り付くと、そのまま陽線となり上昇しました。その後は窓をあけて上昇して寄り付くものの、陰線となる日が続きました。ただし、下値はじりじりと切りあがっています。

今後はどのような展開になるでしょうか。チャートの形は悪くありません。25日線、75日線、200日線という主要な移動平均線を奪回しており、いずれも傾きが上昇しています。3万8000円~3万9000円付近は、過去に売買が積みあがっており、抜けるのにパワーがかかるところでしたが、そこも抜けました。上値レジスタンスラインが、下値サポートラインに変わることが期待されます。

上値メドとしては、まず9月27日の高値(3万9829円)ですが、距離が近いことからすぐに超えることもあり得ます。ここを超えると、7月11日の最高値(4万2426円)まで目立った節がないことから、再度の4万円、さらには最高値の更新も視野に入ってきました。目線を上に持ち、チャンスを捉えていきたいところです。

再度の4万円、さらには最高値の更新も視野に入ってきました。

日経平均株価

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参考資料

下原 一晃