3.3 付加年金に加入する

国民年金の付加保険料を月額400円納めると「付加年金」が老齢基礎年金に上乗せされます。

付加年金は「200円×付加保険料の納付済月数」で計算され、例えば5年間付加保険料を納めると、年額1万2000円の増額となります。

受給後2年を過ぎれば受給額が付加保険料の納付額を上回り、以後も増額分を受け取ることができます。

なお、付加保険料を納付できる方は「国民年金第1号被保険者」と「65歳未満の任意加入被保険者」であり、納付を免除されている方などは付加年金に加入できません。

付加保険料を納付できる方

付加保険料を納付できる方

出所:日本年金機構「付加保険料の納付」

4. 公的年金への上乗せも検討しよう

年金額を増やす方法をご紹介しましたが、増やせる金額には限界があります。

公的年金だけでは不安という方は、iDeCo(個人型確定拠出年金)や個人年金保険などに加入し、年金額の上乗せを狙うのも1つの方法です。

また、年金を増やす以外にも、貯蓄や資産運用によって老後資金を準備することも大切です。

いずれにせよ、ゆとりある老後を迎えるには早めに行動することが重要なので、自分に合った方法で準備を進めていきましょう。

参考資料

加藤 聖人