2.2 2人以上世帯
60歳代・2人以上世帯の金融資産保有額は以下のようになっています。
- 金融資産非保有:21.0%
- 100万円未満:5.9%
- 100~200万円未満:4.5%
- 200~300万円未満:4.3%
- 300~400万円未満:3.0%
- 400~500万円未満:1.9%
- 500~700万円未満:7.2%
- 700~1000万円未満:6.7%
- 1000~1500万円未満:6.8%
- 1500~2000万円未満:5.4%
- 2000~3000万円未満:9.5%
- 3000万円以上:20.5%
2人以上世帯の場合、平均値は2026万円、中央値は700万円です。
単身世帯より貯蓄額は多く、2000万円〜3000万円未満の世帯は9.5%、3000万円以上の世帯は20.5%を占めています。
その一方で、金融資産がゼロの世帯も21.0%いて、二極化の傾向が見られます。
3. まとめにかえて
60歳代の年金収入は、厚生年金で約14万5000円、国民年金では5万6000円です。
年金だけでは家計支出に足りず、働いたり貯蓄から補填したりして暮らしている世帯も多いことが窺えます。
しかし、貯蓄額は二極化の傾向で、金融資産がゼロの世帯も多く見られます。
老後になる前にできる限り貯蓄を進めて、老後の不安を少しでも軽くすることが大切です。
参考資料
- 帝国データバンク「定期調査:「食品主要 195 社」価格改定動向調査―2024年10月」
- 厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)
安藤 真一郎