野村HDが一時▲7%安に迫る急落! 日経平均株価は反発

【東京株式市場】 2018年7月27日

株式市場の振り返り-日経平均株価は高値引けの反発、TOPIXは堅調に4日続伸

2018年7月27日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,712円(+125円、+0.6%) 反発
  • TOPIX 1,775.7(+9.9、+0.6%) 4日続伸
  • 東証マザーズ総合指数 1,058.1(+1.2、+0.1%) 反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,398、値下がり銘柄数:623、変わらず:80
  • 値上がり業種数28、値下がり業種数:5
  • 年初来高値更新銘柄数:59、年初来安値更新銘柄数:11

東証1部の出来高は13億8,133万株、売買代金は2兆1,679億円(概算)となりました。出来高は前日より増加しましたが、売買代金は減少しています。前日に米国と欧州連合(EU)の貿易戦争回避が合意され、目先のイベントが一巡したことで模様眺めムードが強まりました。また、来週頭(30~31日)に日銀金融政策決定会合が予定されており、金融政策の変更が囁かれる中で様子見に転じた投資家も多かったようです。

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ただ、盛り上がりに欠けた商いでしたが、売買代金は何とか2兆円を上回りました。

そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しましたが、値幅の狭いレンジ内に止まりました。前場の終盤には一時+6円高まで上げ幅を縮小しましたが、その後はジリジリと上値を切り上げ、最後は久しぶりの高値引けとなっています。

なお、TOPIXも同じような値動きで終わり、こちらは4日続伸となっています。

東証マザーズ総合指数は反発、売買代金は11日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は4,333万株、売買代金は900億円となりました。出来高は前日より減少しましたが、売買代金は増加しています。相変わらず個人投資家の物色意欲の戻りは鈍く、売買代金は11日連続で1,000億円を下回る低調な商いとなっています。

なお、総合指数は小幅上昇の反発となりました。それでも、再び1,000ポイント割れの懸念が高まる中、個人投資家の投資意欲を刺激するような物色テーマの登場が待たれます。

野村ホールディングスが一時▲7%安に迫る急落、花王や資生堂が値を上げる

個別銘柄では、前日に大幅安となったファナック(6954)やソフトバンクグループ(9984)が反発し、信越化学工業(4063)は大幅上昇となりました。

また、前日に一時▲20%超安の大暴落となったエーザイ(4523)も小反発となり、花王(4452)や資生堂(4911)は大きく値を戻しています。

その他では、キーエンス(6861)、任天堂(7974)、ルネサスエレクトロニクス(6723)などの上昇が目を引きました。

一方、前日に大幅減益の決算発表を行った野村ホールディングス(8604)が一時▲7%安に迫る急落となって年初来安値を更新し、大和証券グループ本社(8601)や岡三証券グループ(8609)など証券株が売られました。

また、同じく前日に大幅減益決算を発表した日産自動車(7201)も小幅下落となり、好決算だった東京エレクトロン(8035)も値を下げています。

その他では、楽天(4755)が大きく値を下げ、スタートトゥデイ(3092)も大幅安で引けました。

新興市場では、串カツ田中ホールディングス(3547)が大幅安となって10日ぶりの反落となり、ドリコム(3793)は急落して年初来安値を更新しました。一方、メルカリ(4385)が反発し、サンバイオ(4592)は続伸となっています。

青山 諭志

ニュースレター

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。