1.1 給与所得が高い人ほど、老後の年金額も増えるって本当?
前章では、給与所得者の中で年収1000万円に到達している人の割合について確認しましたが、実は給与所得が高いほど、老後に受け取る年金額が増えることをご存知でしょうか。
公的年金には「国民年金」と「厚生年金」の2種類があり、国民年金は日本に住む20歳から60歳未満の全ての人が加入対象で、保険料を納めれば誰でも受け取ることができます。
一方、厚生年金は主に会社員や公務員といった、いわゆる「給与所得者」が加入対象で、国民年金に上乗せして老後に支給されます。
国民年金の保険料が一律であるのに対し、厚生年金は現役時代の給与に応じて保険料が変動します。
つまり、高い給与を受け取っている高所得者ほど、厚生年金保険料を多く納めるため、老後に受け取る年金額も増えるのです。
では、実際に年収1000万円の給与所得者が受け取れる「年金額」はどのくらいなのでしょうか。
次章にて、年収ごとの年金額のシミュレーションをしていきましょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】